明日も無色

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24歳で超ホワイト企業をやめて無職になった男の記録です。

人生に影響を与えた大衆小説を3つだけ教える【砂漠】

こんにちは、青色申告です。

 

小説を3000冊以上本を所有し、もう読みたいやつなくなりかけている筆者がおすすめの本を教えちゃいます。本は好みが分かれるので、より幅広い人が読んで損はないような本、そして僕がとても大切にしている本を紹介します。

 

【目次】

 

伊坂幸太郎 「砂漠」

大学で出会った5人の男女がボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決などを通じて互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく。 自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代が爽快に描かれている。wikipediaより)

Wikipediaだと以上の内容になっているのですが、違うんですよ。言葉が違うんです。端的に表すならそれは「西嶋」の物語なのです。

話は、大学生の新入コンパから始まります。そこに描かれているのは東北大と思われる学生たち。あまりに日常的な描写なのでインパクトのかけらもないただのヘドロみたいなコンパ、そこに「西嶋」が現れます。『これから自己紹介しますよ』といきなり言い始めるうざいキャラ。こんな奴が学生のころいなかっただろうか。とても新鮮でとても突飛。そして彼のいう言葉があまりに夢想主義なのに現実的。そんな彼が脇役として言葉の掛け合いで進んでいく話です。

 

僕がこれを読んだのは、大学生の夏休み。震災があったときだったと思います。夏休みが長くなり、僕は毎日家でゲームをしていました。毎日毎日家で寝て、ゲームして、ご飯食べて。僕の人生は大学生になってデビューするどころか何も起きなかったのです。友達とサークル活動の前に、友達もいない。誰もいない。僕に残ったのは、目の前のゲームだけでした。おいおい、そんなわけねえだろ。俺の人生は、大学生になったら好転するはずだろと思ってきたのに、何も変わっていなかったのです。そんなときにこの小説を読みました。なぜだか泣けてきたのです。それは感動とかではなく、あまりに自分が情けなかったからです。小説の中にこんな言葉が出てきます。

 

そうやってね、理路整然と言葉を並べてね、

今の学生は結局何もしないんですよ

 

小説の発言者はうざがられていました。現実でも世間の反応は同じだと思います。でも僕は「確かにそうじゃないか」と思ってしまいました。大学生になったら何かが変わる。リア充になれる。そう思ってばかりで結局僕は何もしてこなかったのです。知ったかぶりの知ったかぶりを重ねたそうしようもない学生だったのです。僕はこの時、このうざい言葉を少しでも現実で変えていけたらそれだけで何かを変えられる気がしました。僕にとっては大きな影響を受けた本です。

 

僕はことあるごとに友人や知人にこの本の話をします。まず最初の10ページ立ち読んで合わないなら読まなくていいといっています。しかしほとんどの人が買ってくわって言ってくれてかなりうれしい気持ちになったのを覚えています。(春樹ストとかってこんな気持ちなのかな)砂漠は読む人を楽しませてくれる日常系エンターテイメントだと思います。

 

乙一 「天帝妖狐」

とある町で行き倒れそうになっていた謎の青年・夜木。彼は顔中に包帯を巻き、素顔を決して見せなかったが、助けてくれた純朴な少女・杏子とだけは心を通わせるようになる。しかし、そんな夜木を凶暴な事件が襲い、ついにその呪われた素顔を暴かれる時が…。表題作ほか、学校のトイレの落書きが引き起こす恐怖を描く「A MASKED BALL」を収録。ホラー界の大型新人・乙一待望の第二作品集。(「Book」データベースより)

乙一といえば、読書好きの人は余裕で知ってる作者ですよね。でも、今回は大衆者向けなので数ある名作から僕は本作品を選びました。正直、ダンディな大人な方には向かないかもしれません。これは僕が高校生のころに初めて読んだ乙一の小説です。うわー怖いかもと思って読んだ小説は結構ありがちな題材です。しかし、僕は読んだときに、

 

この終わり方、好きじゃのう

 

っと思ったのを覚えています。泣いてしまいました。きっと、この謎の青年の境遇と自分を重ねたのかもしれません。。この小説から僕が影響を受けたということは具体的には思い出せません。しかし、心にインパクトを与えたという意味でご紹介しておこうと思います。

 

米澤穂信 「ボトルネック

亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した……はずだった。ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。(Amazonより)

これも余裕で名作なのではないでしょうか。これは、僕にとって衝撃作でした。僕はこの主人公が大好きで、ラストはもうあれですよ。僕はこの作者すごい!と思ったもんです。ラノベにありがちな主人公ともいえるかもしれません。こじらせ、闇を持った主人公に見えるかもしれません。もしかしたら大衆向けじゃないかもしれませんが、好きな本です。

 

最後に

小説って紹介するのゲームより難しいですね。感想文書くの苦手なのを思い出しました。好きなものは好きだ!しかでないですよね。結構小説はどこの場面からこの描写に心動かされたと書くと俗になってつまらなくなるので書き方が難しいです。でも、以上3点は僕の中でも大切にしている本です、一冊でも偶然出会ったら本屋で立ち読んでみてくれたらうれしいです。

 

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